2014年03月21日
社会への旅立ち
昨日は、福祉施設のＴちゃんは短大の卒業式を迎えました。
袴を着せてあげる約束だったので、朝５時半にＵさんと待ち合わせて学園へ
Ｕさんは、ご自分の娘さんの振袖、袴など用意してくれていまして、
テキパキと着付けまで！！！
その後、私の知り合いの美容室で髪をセット。
これでまた、なんともかわいく愛らしい袴姿が完成
若さって素敵だな～ってつくづく感じました。
セット料金は無料ということで、感謝<(_ _)>感謝<(_ _)>です。
普通家庭の子供と同じように袴姿での卒業式。
駅まで送ったのですが、車を降りて、はしゃぐように手をふりながら出かける姿に
「良い卒業式でありますように」・・・と願いつつ、娘の操業式の事が懐かしく
蘇りました。
彼女の心のどこかにも、成人式同様、今日のこの日のことが永遠に残る事を
信じたいと思います。
卒業の思い出作りの一助ができたこと、自己満足かもしれないけれど、Ｕさんや
美容室の知り合いの優しさに甘えながらも、達成できたことがうれしいです。
幼い頃より施設で育ったＴちゃん。
施設に育った事を悲観して、泣き崩れた日もありました、反抗した事もありました。
でも、それをいつも支えてくれた職員の方々、少しでも楽しい思いを・・・と、
色んなイベントや招待を提供して下さったボランティアの皆様
たくさんの温かい気持に応援して頂き、素直な素敵な女性に成長しました。
２４日には施設を離れて、大阪で保育士として働きます。
施設という箱庭から、広く大きな社会への旅立ちに、心よりの「おめでとう！」の
反面、大丈夫かな？という不安も隠せないのが現状ですが、、、、、
これからは、ソッと陰ながら見守りたいと思います。
短大の費用は、援助してくれた方にお給料の中からお返ししていくそうです。
ひとり暮らしなので、色々経済面でも大変だと思うけれど、自分の選んだ道への夢を
いつまでもなくす事無く、試練を乗り越える強さをもって社会の荒波を乗り越えて
欲しいと願います。
Ｔちゃんには、
「自分に頂いた幾多のうれしい気持を、今度は、子供たちのため、社会のため、
困っている人たちの為に役立てる大人になって欲しい、それが今まで育てて下さった
方々、支援下さった方々へのお返しとなる」と話しました。
それにこたえて、立派な社会人となってくれることでしょう！
そして、いつか結婚して、妻となり母となり、自分が味わえなかった家庭を
築いて欲しい。平凡でも家族揃って生きていくこと・・・それが一番の幸せですね。
ご協力くださった皆様に心よりお礼申し上げます<(_ _)>
Posted by asuka at 14:32│Comments(0)
