2014年04月07日

悲しい・・・

春だ!桜だ!と騒いでいる世間の片隅で、危篤状態に陥り闘って命があります。
25年前に明日香がスタートした頃からの生徒さんのお母様です。

数年前より、和歌山市内の某介護施設に入所していましたが、昨夜、肺炎により
緊急入院。。。体力が弱っているため、ここ数日の命との事。
肺に水が溜まり、両方の肺が真っ白だそうです。

連絡を受け、急遽、私も病院にかけつけましたが、すでに人工呼吸器状態。
ご本人はもちろん、付き添うご家族も苦しい時間を過ごされています。

なぜ急に?こんなになるまでわからなかったのか?と、介護施設側に聞いたところ
「80人のうちの1人ですから、目が行き届かないのは当然です」
「うちは職員のレベルが低いのです。でも、厳しくすると辞めてしまうから言えない」
と、、、、

唖然!!!であります。

この世の中にいらない命はないはずです。
大切な存在であっても、様々な事情により自宅で介護できず、仕方なく施設に・・・と
いう現実が多いのではないでしょうか?

何歳になっても、「大切な命を預かっている」という使命を持って働くのが介護という
仕事に携わる方々の責務であり、それを全うしようとがんばっていらっしゃる職員の
皆様をたくさんいらっしゃいます。

私の知り合いも介護施設にお勤めしていて、夜勤などもあり大変ながら、
「かわいいおばあちゃん、おじいちゃんもいるから・・・いずれ自分が通る道を思えば
ある程度のことは許せるわ」
と、話してくれます。

人数が多いから・・・職員に辞められたら困るから指導はできない・・・なんとも悲しい言葉。
ともすれば、これが介護の厳しい現実なのかもしれません。

この施設では、昨年も同様のケースがあり、私の知り合いのおばぁちゃんが
誤嚥性肺炎を起こし、苦しい日々を過ごし、今年2月に亡くなりました。

これで2件、同じことがくりかえされたわけですが、それを「仕方ない現実」
かたづけられてしまうのは、あまりにも無念でなりません。



Posted by asuka at 23:35│Comments(2)
この記事へのコメント
僭越ながら…
そういう時にこそ、職業訓練の出番ではないでしょうか(^_-)
国の助成により、介護の現場の方々のブラッシュアップをはかる、とか。
(そう書くと、やっぱり何かとお金か~などと思えて来ますが…)
Posted by セノールマンキ at 2014年04月09日 08:18
☆セノールマンキ様
コメントありがとう!
お仕事、慣れましたか?

介護分野の職業訓練は一番受講生が集まり、和歌山県内でも多く実施されています。
にもからかわらず、実際、介護に情熱をもって就職しても、やはり業種的に大変なようで、定着率が低いのが現実です。

どうしたらいいのでしょうかね。。。。。
Posted by asukaasuka at 2014年04月10日 23:33
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