2008年11月15日

介護の現実

今年の秋で、明日香は20年目に入りました。
それ以来、ずっとおつきあいのある生徒さんのM君と、久々のランチ。

お昼の約束に、スーツを着てやってきた彼・・・

「あらーっ、M君、今日は七五三?」
「違うよ!あちこち色々回ってきたんよ!」

あらまっ、いつになく厳しいお顔
聞いてみれば、病気で入院中の母上様を受入れてくれる介護施設を探しているとの事。

「病気なら病院」これって常識のようですが、
最近の法律では、病気で入院しても、日々の治療が不要となった場合は
どのような状況であっても3ヶ月しか入院できないらしい・・・

なんか変だな・・・

M君の母上様は、今年はじめに体調を崩して入院し、今は落ち着いているものの
流動食しかとれない状況
でも、この状態はもう変わらないと判断され、入院の必要はないとの事で
3ヶ月ごとに地元の病院を転々としている

流動食は自宅でも対応できるので、
また2月には転院するか、介護施設に入所するかのどちらかだそうです。
病院だと転院ばかり。。。
でも、介護施設は100人以上のお年寄りが順番を待っているのが現実

きびしい・・・!

彼はお休みを利用して、母上様の入所をお願いに市内の施設をまわっているらしい。

「定年まで待ってくれたら、一日中ついて看てやれるのに・・・」
「自宅で看てあげるのが一番だけど、仕事があるし・・・」
  と、彼は深刻な表情

親孝行なんだな!

「おふくろは、自宅に帰りたくないって言う・・・僕に迷惑がかかるのがわかってるから」

なんとも、せつないです!うちのバアバとはえらい違い!

介護施設は我が家の周辺にもたくさんできているから、
ワンコのお散歩しながら、お山の上の介護施設を眺めては、
「あたしも老後は、あそこで過ごすのかな~」なんて思っていたけれど・・・・
そうはいかないのかも・・・・・

心配になってきました(~_~;)

介護なんてまだまだ先の話って思っていたものの、
気がつかないうちに、
介護の現実に足を突っ込みはじめていることを、
M君が教えてくれたような気がする

人間はいつかは老いる・・・だからこそ、今を大切に生きたい!



Posted by asuka at 23:11│Comments(0)
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