2009年05月02日

みんな元気かな・・・

「先生、ムッチャ淋しいよ・・・」
夕方、携帯にかかった一本の電話

明日香の生徒さんではなく、私が施設にいた頃、お世話した子
とはいえ、すでに47歳

家庭に恵まれない子であったけれど、良き伴侶を得て
子供も産まれ、良き父親として暮らしていたけれど
数年前に離婚して、今は一人暮らし。
おまけに肝硬変を患い、週に2回は通院していると言う。

「連休も仕事だったけど、一日だけ休みとれたから和歌山に帰ろうかな・・・」
と言っても、和歌山には彼の帰る家などない。。。

唯一、心のよりどころだった彼らの「学園」は
昨年、老朽化のため取り壊され、新しい場所に移転した

新しい学園に行ったけれど、中には入らなかったらしい。。。。

ゴールデンウィーク・・・家族連れでにぎわう行楽地の様子などが
ニュースで流れる

彼はどんな気持で見ているのだろう・・・
そしてまた
学園で育った子ども達の中で、幸せに暮らしている子は何人いるだろう・・・

ヤンチャ坊主だった子、
泣き虫だった子、
宿題ができず叱られてばっかりだった子
連日、おねしょしていた子
みんな個性が強かったけれど、かわいかったな~!
そんな子供たちとの戦いの日々が
保育士としても駆け出しだった私を、
少しは大人にしてくれたような気がする

「便りのないのは元気な証拠」の言葉のように、
どこかの空の下で、幸せな家庭を築き、
それぞれのゴールデンウィークを楽しんでいるのならいいけれど・・・

あの頃の、あの子たちの笑顔に会いたくなった。。。



Posted by asuka at 23:27│Comments(2)
この記事へのコメント
正月や、ゴールデンウイークなど、家族が集う時は、喪失感のあるひとりものには、特にさびしく孤独に感じるものです。
私もそうでした。

他の人のあたたかい言葉が身にしみる時。
でも、結局は自分で心のけりをつけてやっていくしかないんですけどーー。

なんとかふんばってほしいね。
Posted by 植松淳平 at 2009年05月05日 22:15
そうですね。。。
私も最近、色んな事があり、人間不信になっていました。
毎日、あーだこーだ思っても、結局は自分自身の心にあるシコリは、自分で癒していくしかない・・・けりをつけるってことですネ。
Posted by asuka at 2009年05月06日 00:18
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